振袖が着たい
きもの紋入れまつもとです
二十歳の成人式にはやはり振袖ですよね。親子共々楽しみです。
昔は振袖を誂える時、五つ紋を入れる事が多かったのですが、近頃はレンタル振袖が多いせいか振袖に家紋を入れる事も少なくなりました。それでも友禅作家さんからは振袖への紋入れを頼まれる事は度々ありますよ。
振袖は未婚女性が着る着物の中で、最も格が高いとされています。家とその家紋を重んじる文化はまだまだ大切にしたいものです。
成人式
その土地が豪雪地帯であるなどの理由で、成人式の開催を、冬ではなく夏や五月の連休に行う自治体があります。
石川県内でも唯一「津幡町」が1969(昭和44)年から8月の旧盆に開催しています。
お盆の時期に合わせることで、出席率を高める効果があったこと、当時は、今ほど手頃なレンタル振袖も無く、高価な振袖を着たくても着られない人が多くいたことも要因とされていたようです。
近頃は「振袖が着たい」との声が女性の中で多くなり、成人間近の学生ら1600人を対象に、開催時期についてのアンケートを実施したところ、1月であれば振袖を着ることができる上、県内の他市町の成人式に出席する友人と、同窓会などの日程を合わせやすいとの声もあり、過半数が1月開催を求めたようです。
地元の呉服関係者は、振袖の需要が少しでも増えるとの期待から、明るい話題として喜んでいるようです。