陰抜き紋

きもの紋入れ松本紋店です

3月22日。今日は春らしい一日になりました。

今年の冬は、寒波の影響で多くの地域で梅の開花が遅れているようです。兼六園に梅林があるのですが、まだその開花の話題を耳にしません。例年より半月以上遅れている感じです。町が花で色づきはじめると華やいだ気持ちになります。その日が待ち遠しいです。

陰抜き紋

陰紋。 

検索すると「家紋を輪郭線で表現したもの」とあります。他には「日向紋とは逆に、輪郭や中の線を白く抜いたもの」ともあります。

正しくは「上絵の部分(線を描く部分)を薬品で線状に抜き、上絵で囲み家紋を表現したもの」です。

日向紋で線を描く部分を白く抜いた状態です

確かに、陰抜き紋は線状の表現に見えますが。日向紋は面、陰紋は線と言われる業界の方がいらっしゃいます。虫メガネでよく見て欲しいです。

職人の立場で言わせてもらうと作業の上で気を付ける事、その仕上がりで大事なのは陰抜き紋でも面です。どのように地色を抜くか。私は同じ家紋を入れるにも着物の生地の地色の濃さや光沢によって線状に抜く幅を微妙に変えています。その見極め、判断、技術が無いようではきれいな陰抜き紋を入れる事はできません。

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