道づくり

金沢市 きもの紋入れまつもとです

 「何だ?」と思われるでしょう。

 「町会活動」です。私が高校卒業後、社長宅住み込みでお世話になった長野県飯田市です。もう35年前です。

 お地蔵さんが安置されているところや狭い道等は、各町内会の人たちが管理をしていて、月に一回位総出で草を刈ったり掃除をしたりと。「道づくり」と言われていました。出席できない時には「出不足金」として数千円の支払いが生じます。

 師匠は何かと忙しい方だったので「松本君、出不足金払わにゃいかんで道づくり、代わりに出てくれんかやぁ?」と言われ、幾度か参加しました。

実は毎回楽しみでした

 実はこれが毎回楽しみでたまりませんでした。町内会の方々と喋りながらの作業は修行中の私にとっては本当に楽しいひと時でした。

 朝から始まり10時頃には休憩となります。(この時点で作業は終了しています。)シートが敷かれテーブルが置かれ、各家庭からお菓子や漬物が持ち寄られお茶の時間となるのですが、いつの間にかお茶がビールや日本酒に変わり、私が好きだったキノコと豚肉の鍋や、他にも数多くの美味しい田舎料理がテーブルいっぱいに並べられお昼頃には皆さん酔っ払い。これが大切な人々のつながり。地域団結。

 懐かしい思い出です。

次の記事

縫い紋(刺繍紋)