色留袖の紋の数
きもの紋入れまつもとです
コンスタントに色留袖の紋入れを依頼されます。色留袖は明るい色調で場を華やかに彩ります。
色留袖とは裾周りにのみ絵柄を施した、黒以外の留袖のことを指し、未婚、既婚を問わずに着用できる着物です。
黒留袖は「石持」といって紋を入れるため丸く染め抜きになっている部分が最初からついており、五つ紋に決まっているのに対し、色留袖は、紋を入れる部分を後から抜くため、五つ紋の他、三つ紋、一つ紋と使う用途に応じて紋の数を決める事ができます。
紋の数によって格式が決まります
五つ紋を入れた場合、黒留袖と同格となり、親族の結婚式、受賞式、宮中参内と格式の高い場で着用される第一礼装となります。
五つ紋は着用機会が限られることもあり、知人の披露宴や祝賀会、入学式、卒業式、お茶会など、幅広く使えるようにと三つ紋、一つ紋にする方も多くなっています。
仕立て上がった後でも紋の数を増やすことは可能ですが、紋の数を減らすことは困難なのでご注意ください。