金沢市 きもの紋入れまつもとです

二十四節気「秋分」 第四十六候「雷乃収声」(かみなりすなわちこえをおさむ)

夏の間はよく鳴いていた雷が収まってくる頃のこと。秋分以降は日ごとに日照時間が短くなり、秋の夜長となってきます。

今年の夏は本当に暑く、9月に入っても日中は真夏の暑さが続きました。この数日になってようやく最高気温が30℃を下まわるようになりましたね。

夏の間、冷たいものばかり飲んでいたので最近お腹の調子が悪いです。昨日は日本酒を熱燗で飲みましたよ。これからの季節、秋の味覚と美味しい日本酒が楽しみになってきますね。

画像は加賀友禅訪問着に入れた抜き紋「三つ柏」です。

柏の木は、秋の深まりとともに紅葉し、やがて落葉する「落葉樹」の一種ですが、翌春の新芽との入れ替わりまで枝にとどまり続けるという特徴があります。間を置かずに新旧の葉が入れ替わるという事が「代が途切れない」と解釈され、縁起の良い木として捉えられてきました。

また、柏の葉は古代から神へのお供え物を盛るための器としても使われてきました。信仰的な意味と子孫繁栄の願いから家紋として使われるようになったのでしょうね。

今日の一曲。Meghan Trainor – Made You Look

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