柊(ヒイラギ)

金沢市 きもの紋入れまつもとです

すっかり秋めいてきました。自宅から徒歩圏内に金沢を代表する観光スポットが多くあり、賑わいを見せています。観光客気分で散策するのも新しい発見があり楽しいです。

「ヒイラギ 飾ろう ファララララ~ララララ~♫」という歌がありますね。クリスマスにはトゲトゲの葉っぱに赤い実のヒイラギの飾りやイラストをよく見かけます。

わたしにはそのイメージが一番強いのですが...

柊は福島県より南、四国、九州などに分布する常緑樹。のこぎり状の葉が特徴的で、触るとヒリヒリと痛むことを指す言葉「疼ぐ」(ひいらぐ)から柊の名が付けられました。

邪を祓う木として世界各地で親しまれ、日本でも節分の時期に、焼いたイワシの頭と共に柊を飾る習慣があります。
また、節分の豆まきの際に、戸に柊を指して魔除け効果を期待したそうです。

古くからの文様に柊が見られることは少ないですが、魔除け、縁起物として知られていたため家紋として用いる家があったようです。

今日の一曲。
「天国の島」:佐藤博昭
2011年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲Ⅱ
樋口好雄指揮 海上自衛隊東京音楽隊

前の記事

三つ柏

次の記事

秋らしく