梶 家紋

金沢市 きもの紋入れまつもとです

日本では、古来から神社信仰が強く根付いています。八百万の神がいるとも言われ、世界広しと言えども、これだけ多くの神様がいる国は他にはないでしょう。

どの神社にも独自の神紋があり、後に広まる家紋と深い関係があります。

神に捧げる神木

梶は桑科の植物で初夏に緑色の花を咲かせます。

かつて、梶の葉は神へのお供え物の器として使用されています。

平安時代の七夕祭には、梶の葉に直接「詩歌」を書いてお供えしました。

梶は神聖な木とされて、神社の境内に植えられることが多く、神事との関係から神紋となり、神社に奉仕する家々が家紋として使用するようになりました。

諏訪大社では神紋として梶の葉をモチーフにした紋を使用しています。

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