片喰 日向紋
金沢市 きもの紋入れまつもとです
今日は3月11日。11年前の今日、東日本大震災により多くのいのちが失われました。今も3万人以上の方々が避難生活をしているそうです。水産業はまだ回復途上だとか。被災者の方々がはやく元の生活に戻れるよう祈ります。
片喰 抜き紋 日向紋
訪問着に抜き紋、日向、「片喰」。
陰紋でと指定がない限り通常日向紋です。日向紋とは?「陰紋ではないもの」と言うことです。
家紋の正式な表現をわざわざ日向紋と呼ぶ必要はありませんね。
陰紋という表現がいつ、どこから生まれたのかは定かではありません。略式の家紋として浸透していったのでしょう。
わたくし、職人の立場から感じるのは呉服屋さんの好みです。
長引くコロナ禍、あらゆる業界が苦戦しています。呉服業界も御多分にもれず・・・です。
それでもお得意さまは笑顔で紋入れを出してくれています。
仕事量が減っていることを嘆いたり、愚痴ったりする声もよく聞きますが、私はそのような会話には関りません。仕事を出してくれているお得意さまに失礼ですね。感謝して仕事をさせて頂いています。
今日の一曲。「祈り」
この曲は2011年3月11日に東日本を襲った大震災によって大切な家族を失った子供たちや、被災者の方々への応援曲として作曲されました。
作詞、作曲、指揮:河邉一彦 ピアノ:太田沙和子
ソプラノ:三宅由佳莉 海上自衛隊東京音楽隊