黒留袖 紋入れ
金沢市 きもの紋入れまつもとです
新緑の眩しい季節です。
芽生え出た新しい命の強い生命力を感じますね。
ついでに雑草も生えてきて除草も大変ですが・・・
弁当忘れても傘忘れるな
金沢に古くから残る言い伝えです。
金沢は朝は晴れていたのに午後から急に雷雨になったりと、天気が変わりやすいのです。
年間降水量は全国で第4位、雷が鳴る日数は1位になる年も多くあります。
湿度が高いので伝統工芸の漆塗りや金箔製造に適しています。
丸に蔦
関東のお得意様から黒留袖の紋入れの依頼です。
金沢では女性は丸なしが多いです。関東は丸付きが多いですね。
丸が付くか付かないかは地域性であったり時代背景であったりと諸説あります。職人である私がああだこうだと語るには奥が深すぎます。
ただし、紋入れの際には地域性に基づいて、その都度確認をさせて頂いていますよ。紋入れの作業同等に慎重になるべきことです。
黒留袖、黒紋付には家紋を入れるために、あらかじめ丸く染め抜かれた部分があります。家紋を入れる前に綺麗に漂白します。